神はテーブルクロス   須藤元気


「人間は考える葦である」と、パスカルは言った。
では、考えない人間はただの葦だろうか。



考えることは大事だ。
考えることにより結果を導いたり、その準備をしたり可能性を探る。
考えることは脳を鍛え、さらに考える力が付く。
そしてなにより考えることは楽しい。


しかし須藤元気は考えないことが大事だと言っている。
彼の言葉でいえば「内的な対話をやめる」、考えることをやめるということ。


考えることは好きだから、
考えることと考えないことは、同等に大事だってことにしとこう。


煩悩を捨てろとはよく言うことだ。
人間は常に何かしら考えている。
ほとんどはさして重要じゃないことだ。
考えて考えて脳が痺れてくる感じは体験したことあるけど、
もしかしたら考えないで考えないでいたら、
反対側に何か感じられることがあるのかもしれない。
瞑想。
一日の内でほんの少しでもその時間が取れたら。
瞑想できたら意識がどっかいっちゃいそうだから、
一日の終わりに行うのがいいかな。




ただ須藤元気が好きだったから読んでみたんだけど、
すらすら読めてまぁまぁおもしろい。
すらすら入ってきてすらすら出て行ってしまっては意味がないので、
書いて吸収しよう。
ちなみにカバー写真が素敵だ。
これを見たら思い出せそう。
心の幕がそんなものなかったみたいに突き抜けそうだ。


ついでに「人間は考える葦である」についても調べたら、
ちょっとおもしろかった。
考えない葦も、それはそれで素晴らしいんじゃないかって思った。


神はテーブルクロス

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