2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

上手く喋れないから喋らないようになったのか 喋らないでいたから上手く喋れなくなったのか どちらにしても喋ることは得意ではない 口を閉じて紙に向かってペンを走らせている方がよほど楽だ おそらく書くことは喋ることができない故のはけ口に過ぎない私は…

冷たい心 薄汚れた孤独 黒い涙は まるで雨みたいだ 守れないら それはそれで仕方がないことさ 優しい瞼の 幕が落ちる 答えは要らない 凭れきってしまえ 出口はどこまでも遠く きっと辿り着けない

金曜の夜、0時過ぎに52号線を走り続けた。トンネルを抜けて、峠を越えて、県境をぶっちぎる。けれどなにを越えてもたどり着けない。 もうごまかしつづけることしかできない。

きみがうたう でたらめな歌詞の 愛しい曲春の風が きみのもとまで 届けばいいな

夜は いつまでも 走りつづけていられそうな気がする

どこここどこもかしこ 何処此処何処も彼処也 あれは海の彼方の奴也 丸木舟は彼の持ち物也 狂気の沙汰は凡庸の性 沙汰はオチャラケチャラケタ騒ぎ 騒げ騒げ 性はオチャラケチャラケタ騒ぎ 騒げ騒げ 騒げ騒げ

火事

山が焼けている 赤い赤い せっかく植えた杉の木も 雪を溶かして燃えている バチバチバチッ ゴウゴウゴウ 風が炎を煽ってる 凡庸に陥落するのは 故に凡庸の故に 炎が風を煽っておる

アンブレラ日和

星が降りました 雨のように降りました 凡庸に陥落しながら 透明なアンブレラを揺り篭 たくさんの人が泣きました 洪水のように泣きました 凡庸に陥落しながら 揺らめく旗は赤丸の印 泥ですね 雹ですか?

冷たい夜に

冷たい夜に雨が降っています 私は四足を這いつくばって、 遠いところを彷徨っています 夜が冷たくて、 裏庭の花も枯れてしまいそうなのに、 私のこの手は雨よりも冷たく、 冷たい夜にのっぺりと 寝そべっているだけなのです