旅心。
こないだの帰り道、明らかにバックパッカーな人を見た。
その瞬間、私はとっても嬉しくなって、しばらく笑みが止まらなかった。
なんでなんだろう。
いいなぁっていう羨ましさではなくて、いいね!って感じ。
旅立つ高揚感とか、旅してる時の心からの楽しさや好奇心と不安や焦りがない混じった感じとか、旅が終わる寂しさとか、そういう気持ちを思い出すというか、バックパッカーを見て勝手にその人と共感共有しちゃってる。
いつもいつもいろんな場所へ旅したことを思い出す。
タイ・カンボジア・ベトナム・インドネシア・台湾・オーストラリア・京都・奈良・和歌山・小笠原・沖縄の島々・・・
もうずっと旅らしい旅をしていないのに、旅していた時間はそれ以外の時間に比べたらずっと短いはずなのに、ものすごく自分の内側を占めている。
モロッコへ行きたいとか、
インドへ行きたいってのじゃなくて、
(いや、それもあるんだけど)
「旅」がしたいんだな。
どんな道を辿っていろいろ考えても、いつもそこで停止してしまう超えられない壁を、最近また感じている。21の頃に感じていた壁と、種類は違えど、同じ感じだなぁって思い出した。結局あの時は壁を越えるのではなく壊して進んだのだし、今もそうする以外道はないのだと思う。壊さずに超えた先にも新たな景色はあるかもしれないけど、超える必要性を感じることができない。
行きましょう行きましょうぶち壊して。