kco-832006-09-21

今日はお休みだったので、扇浦に行って来ました。初!扇浦泳ぎです。ま、たいていどこか遠出したら、初!なんですけど。
ただただなんてことない砂浜で、だんだん水深が深くなるだけのたいして変化のない海中でした。ところが突然、黒い柱が現れたのです。超驚いてちょっと慌ててしまいました・・・これが噂に聞いていた扇浦の沈船か。
透明度があまりよくなかったので、本当にすぐ近くに行くまで気づかなかったのです。びくびくしながらぼんやりと黒い物体に近づいていくと、ようやく船体の姿を確認する事ができました。
しかし怖かったぁ。扇浦を泳ぎ始めてすぐから、水中も水面もすっごい静かだなぁと思っていたのだけど、そんな中にひっそりと沈んでいる船は本当に時が止まったみたいでした。魚も少なく、細長い船体の上下は数メートルでぼやけた視界に消えていました。静か過ぎて本当にこわかった。
でも、その横たわる沈船より先の海はとってもキレイでした。波の形がしっかりと砂浜に残っていて、透明度はあまりよくなかったけど、その波跡が深い青に消えていく光景は絵に描いたように幻想的でした。
帰りは沈船からの遠い遠い浜辺を、こわいこわいと後ろを振り返りながら帰りました。臆病者です。。。

ところで次便のおが丸が欠航になり、私のヘルパー生活は入港も出港もなしの静かな日々のまま終わりそうです。台風が近づいてますが、はたしてどんなになるんでしょう。
今日の夕焼けは二見湾が赤く赤く水面を染めて、やがて紫色に変わって行く海に闇が降りました。嵐の前の夕焼けは不思議な色をするそうです。