レ・ミゼラブル  (1996 フランス)


ヴィクトル・ユゴーの名作、「レ・ミゼラブル」。
何となく聞いたことはあるが、ストーリーは全く知らなかった。
なので何の前知識もなくこの映画を観ていたら、ストーリーが読めず混乱してしまった。
途中ネットで調べて、ようやく理解できた。
この映画はヴィクトル・ユゴーレ・ミゼラブルを現代化したもので、さらに主演のジャン・ポール・ベルモンドが一人三役こなしていたため混乱したのだ。
ジャン・ポール・ベルモンド、愛嬌のある顔で、どこかで見たことあるなーと思っていたら、「勝手にしやがれ」等数多くの映画で主演を務めるフランス映画のスターでした。


最初はなんて暗いストーリーなんだって思ったけれど、後半は主人公がどういう人間になろうとしているか理解できてからは、とてもおもしろかった。
真剣なんだけど笑えるところがあったり、言ってしまえばハッピーエンドなんだけど、それが偽善に感じられないところがよかった。
ラストのウィンクのシーンはとっても素敵だ。


それからユダヤ人妻役のアレッサンドラ・マルチネスという女優がとてもきれいだった。
同じクロード・ルルーシュ監督作品で、「しあわせ」(1998)に主演しているので、そちらも観てみたい。


そして原作のヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」も読んでみたい。


昔はフランス映画が好きでよく観ていたので、また大好きだったレオス・カラックス監督作品などを観かえしてみたいと思う。