今日は旦那さんのお母さんと湊と引越し先の物件を見てまわりました。
それはいいのなかったんですが。。



最後の物件が臨済寺というお寺の近くだったので、そのままお参りしていくことにしました。そしたら今日は節分。お寺でも節分のお祭りをやるそうで、せっかくなので見ていくことにしました。
臨済寺は、徳川家康が今川家に人質にされていた幼い頃、このお寺の住職に学問を教わった場所であり、今もその部屋が残されています。さらに仁王門には徳川慶喜筆の扁額がかかっています。本堂の屋根は萱葺きで後ろに迫る山深い賤機山に栄え、とっても雰囲気のあるお寺です。奥のほうは年二回の一般公開でしか見ることが出来ないので、いつか見たいと思います。そのときはものすごい人出だそうです。


さてさて、節分のお祭りと言えば鬼が出てくるのは察しが付きますが、この鬼けっこう怖かったです。。
靴を脱いで本堂に座り30分ほど待っていると、どんどん人が増え座る場所もないほどになりました。黒い袈裟をまとったお坊さん(この袈裟がめちゃくちゃかっこいい)が入場後、「ドスンッドスンッ」と鬼が歩いてくる音が振動と共に聞こえて来ました。どれだけ大きな鬼が来るのかと、ちょっとどきどきするほどです。この音と振動だけでかなり想像が膨らみ、これは人の想像力を利用してるなーなんて考えてました。
そして鬼登場!!赤鬼青鬼黒鬼と6匹の鬼が「悪い子はいねーかー!」と暴れ出てきました(足音は6人で合わせてたんだな!)。これだけで幼い子どもたちは半泣き。
その後はお坊さんたちが読み上げるお経との戦い?(多分)です。鬼は大人しく座っているのですが。しかしお坊さんたちが読み上げるお経はものすごい怒声のような大声。黄色のお経が宙を舞うように流れるようにパラパラパラとめくられる光景も壮観。さすが由緒あるお寺だなぁ。。
そして鬼は退散。お坊さんたちは籠にいれた豆を撒いてくれました。しかし鬼が戻ってきて人の間を練り歩きます。「悪い子はいねーかー!」あちこちで子どもたちの泣き声。。子どもにはけっこう怖いと思うんだけど。そしてまた退散。。
しかしお祭りも終わり帰ろうとしたら、今度は外で鬼がはしゃいでる。。鬼もかなり楽しそうだ。と、突然鬼がものすごい速さで走ってきた。私の前にいた子どもを脅かしにきたのだ。しかしそれが本当に猛スピードでかなり怖かったし、子どもはフリーズ。そしてビェーンと大泣き、その子のお母さんは「やめてよ!!」と鬼に怒り。鬼もお坊さんなのになー。
そして鬼は鬼のまま外に出て行き、カメラマン達に記念撮影され、最後は道路の向こうの方に消えてしまった。後で調べたら、どうやら檀家の家を回るらしい。豹柄のスリッパ履いたまま(笑)


湊はと言うと、始まりから最後までぐっすり。。。
起きてたら絶対大泣きだなぁ。それもおもしろいけど、トラウマになっちゃうかも。
来年もまた来られたらいいなと思いました。
(偶然のことだったし携帯も忘れて出かけてしまったので、写真を撮れなかったのが残念。)