kotonoha。

クリープハイプの歌を聴いてると、
なんか泣きたくなるんだよね。




私の呟きたいことって、
星がきれいだとか風が気持ちいだとか、
それって不特定多数の誰かに発したい言葉じゃなくて、
もっと傍にいる大切な人に伝えたい言葉なんだよね。
寂しさが呟きになってしまうから、
呟くのをやめた。



だけど誰にも届かなそうでいつか誰かに届きそうなこの場所に、
私は言葉を残していく。
生まれては消えてしまう思いを、
残しておきたいと思うから。

さよならから。



なんかさ、
胸の内の泥をさ、
吐こうとしたんだけど、
やっぱり吐けなかったりする。


大丈夫だよ。
って言い聞かせてる。






「人生よ、壮大な暇つぶしであれ」


って言葉がある。



今は、その言葉に救われてる。
暇つぶしなんて言葉で片付けちゃいけないってわかってるけど、
どうしようもなく心が重く暗くなった時、
その言葉を思い出すと少しだけ心が軽くなる。


人生なんて暇つぶしだよ。
今はそれでいいや。

 ヒミズ


神様にあったらこんな風に言うんだ
「どんな目にあっても生きていたいです」
            (シュレッダー/吉井和哉


 ↑ なんか、エンドロールにこの曲が流れたらいいなって思った。




 ヒミズ、観てきました。

 期待を裏切らないねぇ。よかった。

 評価が真っ二つに割れると言われているようだが、私はよかったと思う。評価が割れる原因のひとつは、やはり被災地でロケを行ったことだろう。しかも地震についてのストーリーでもないのに。
 震災を食い物にしてる?そんなことはないと思う。津波でさらわれた瓦礫の荒野を撮ったことで賛否両論が起こることは、監督も初めからわかっていたことだろう。
 確かに、被災地を撮ったことで、「ヒミズ」自体の焦点は鈍ったようには思う。しかし私たちはもう、この震災なしには世の中を見ることはできないってことを、再認識させられた。監督が言いたかったのも、そういうことじゃないのだろうか。

 しかしこういう映画、久しぶりに観たな。痛いね。痛みを思い出す。

 行き場がなくてやり場がなくて、爆発したいんだけど内側で壊れてくしかなくて。

 死にたいって思ったことじゃなくて、死のう、としたことを、私はまだどこかで覚えてる、染み付いて消えないってことを、すごく感じさせられた。頭の記憶ではなく、心の記憶として。言葉ではなく、感覚でしかない痛みを。

 それは確かに病気だね。だけど私はもうその病気にならない術を身に付けてしまって、映画の中の二人のようにはならないし、なれない。その術は、誰かに聞こえる声で「助けて」って叫ぶか、自分で道を切り開いていくしかないってこと。だけど、痛みの記憶は消えないんだなぁ。



 2人が未来を話すシーン、すごくよかった。キスシーンもよかった。やばい、痛くて切なくて、絶望的で幸福な夢。


 主演二人の演技は、やはりすごくよかった。特に染谷くん。いいねぇ、あの眼(笑)。二階堂ふみさんは、宮崎あおいに似てるよね?若い頃の宮崎あおいをちょっとふっくらさせた感じ。制服着てるから「害虫」を思い出した。

 ところで、ひとつだけ。あのパンチラって必要だったの?それだけは、ないほうがいいんじゃない?って思うんだけど(笑)滑稽さは出てたよ。監督、パンチラにこだわってます?その真意を知りたい。。


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